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高脂血症の食事療法と運動療法
高脂血症は、血中の脂質(脂肪)の異常な増加を特徴とする状態であり、心臓血管疾患や脳卒中などのリスクを増加させる可能性があります。適切な食事療法と運動療法は、高脂血症の管理に不可欠です。以下ではそのポイントを紹介します。
食事療法
飽和脂肪酸の制限: 飽和脂肪酸は、肉類や乳製品などの動物性食品に多く含まれています。これらの食品の摂取を減らし、代わりに不飽和脂肪酸が豊富な植物油や魚介類を積極的に摂取することが重要です。
トランス脂肪酸の排除: トランス脂肪酸は、マーガリンや加工食品などに含まれています。これらの食品を避けることで、高脂血症のリスクを軽減することができます。
食物繊維の摂取: 食物繊維は、便通を改善し、コレステロールの吸収を抑制する効果があります。野菜、果物、穀物などの食品をバランスよく摂取することが重要です。
糖分と塩分の制限: 高脂血症の管理には、糖分と塩分の摂取量も重要です。加工食品や甘い飲料、高塩分の加工食品を避けることで、健康的な食生活を送ることができます。
運動療法
有酸素運動の推奨: 日本循環器学会のガイドラインでは、有酸素運動を中心に,中等度以上の強度を目標に,毎日 30 分以上(少なくとも週に 3 日)行うことが推奨されています。ウォーキング、ジョギング、水泳などの有酸素運動は、脂肪を燃焼し、コレステロールの改善に効果的です。
筋力トレーニングの追加: 筋力トレーニングも高脂血症の管理に役立ちます。筋肉を強化することで、基礎代謝が向上し、脂肪の代謝が促進されます。
高脂血症の管理には、食事療法と運動療法の両方が重要です。しかし、個々の状況に応じて医師と相談しながら、適切なプランを立てることが重要です。健康的な生活習慣を続けることで、高脂血症のリスクを軽減し、より健康的な生活を送ることができます。
実は、院長自身も高脂血症です。運動や食事の節制などはしていますが、特に高脂血症はコントロールが難しく、薬剤での調整が大変効果があります。疑問があれば、外来で相談してください。
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